- さが
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さが【佐賀】(1)九州地方北部の県。 かつての肥前国の東半部を占める。 北東部は筑紫(ツクシ)山地, 北西部は日本海に面して東松浦半島があり, 南部は有明海に面して佐賀平野が広がる。 県庁所在地, 佐賀市。(2)佐賀県南東部の市。 県庁所在地。 筑紫平野西部の商業・行政・交通・文教の中心地。 江戸時代は鍋島氏の城下町として繁栄。IIさが【嵯峨】(1)京都市右京区, 大堰(オオイ)川東岸の地名。 対岸の嵐山と並ぶ名勝地。 天竜寺・大覚寺・広沢池・車折(クルマザキ)神社・清涼寺など名所史跡に富む。 ((歌枕))「~の山みゆきたえし芹(セリ)の千世の古道あとは有けり/後撰(雑一)」(2)「嵯峨切(サガギレ)」の略。IIIさが【嵯峨】山などの高く険しいさま。IV
「剣山(ケンザン)は岩石~たる奇峰で/肉弾(忠温)」
さが【性】(1)生まれつきの性質。 もって生まれた性分。 持ち前。「おのれの~のつたなさをはじる」
(2)ならわし。 ならい。 習慣。「定めなきはうき世の~だ」
〔「性・祥」などの字音に基づく語ともいう〕Vさが【槎枒・槎牙】木の枝がごつごつしてからみあっているさま。VI「~たる老梅/不如帰(蘆花)」
さが【祥・前兆】〔「性(サガ)」と同源〕しるし。 きざし。「大雨狭穂より発(フ)り来て面(カオ)を濡らすとみつるは, 是何の~ならむ/日本書紀(垂仁訓)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.